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上司・部下との意思疎通が円滑になった ーキャリア相談の効果ー

今回は先の記事で掲載した厚生労働省の令和4年版労働経済白書に、キャリア相談の効果として挙げられている「上司・部下との意思疎通が円滑になった」ということについて書いていきたいと思います。

キャリア相談で語られること

弊社が提供しているキャリア相談の「相談したい内容」で多いのは下記の通りです。

上記の「相談したい内容」を掘り下げて、よくよくお話を聴いてみますと、悩んでいる、あるいはモヤモヤしている原因の一つとして浮かび上がってくるのが「職場でのコミュニケーション不足」です。

キャリア相談の中での気付き➡行動

例えば、「業務効率化を図るためにこうしたらいいのに」という話が出てくることがあります。それに対してキャリアコンサルタントは「上司の方や同僚の方に提案されましたか?」とお尋ねするということを角度を変えて繰り返します。角度を変えるとは、相談者視点での質問ばかりではなく、例えばこのケースですと「もし、あなたが上司だとして、部下から業務効率化の提案を受けたらどう感じますか?」とも聞いてみます。そうすると、相談者は「自分が上司だったら、そういう提案をしてくれることはありがたいと思う」など上司の立場について考えることにつながり、自分視点から視座が上がります。

キャリアコンサルタントとの対話で、語っているうちに視座が上がった相談者は自分から積極的に職場でコミュニケーションを取ることが悩みやモヤモヤ解決の糸口になることに気付きます。

キャリア相談によって職場でのコミュニケーションの大切さに気づいた方は、その後、職場に戻って積極的にコミュニケーションを取ることを意識して行動されていると思われます。その結果「上司・部下との意思疎通が円滑になった」と実感されるのでしょう。


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