働く×マナビバ

j.union株式会社の社員がさまざまな取材や勉強を通して学んだことをまとめ、これから…

働く×マナビバ

j.union株式会社の社員がさまざまな取材や勉強を通して学んだことをまとめ、これからの時代の働くを支える組合活動を通じて働く人々の未来のビジョンやライフの在り方について「働く」「組織」「社会」の観点から考えていく「勉強note」です。

BEST主義の視点

労働組合が取り組むべき「労使関係」についてj.union株式会社名誉会長​であり、経済学博士(國學院大學)である西尾力“BEST主義※の視点”で鋭く分析します! ※BEST主義とは、労働組合の活動を「明るく(Bright)、楽しく(Enjoy)、元気よく(Spirits)」行うためにとるべき思考(Thought)方法です。

すべて見る
  • 6本

能力主義管理(人事査定)を是とする日本の労働者には、目標管理・人事考課制度等の各面談を個別労使交渉・協議にする必要がある

j.union社の“WEBメディア―勉強note「働く×マナビバ」”開設にあたり、これから趣を新たにして、私の遺書として上梓した西尾力(2023)『「我々は」から「私は」の時代へ―個別的労使関係での分権的組合活動が生み出す新たな労使関係』日本評論社の内容紹介を兼ねて、シリーズにて「個別的労使関係での分権的組合活動の理論と手法」を綴っていきます。 ※前回の記事はこちらから 今月は、個別的労使関係での個別労使交渉・協議を必要とする先行研究として、黒田(1992)と鈴木(1994

スキ
4

労働組合活動の再活性化の切り札とし登場したUI運動も、個別的労使関係の課題解決であった

j.union社の“WEBメディア―勉強note「働く×マナビバ」”開設にあたり、これから趣を新たにして、私の遺書として上梓した西尾力(2023)『「我々は」から「私は」の時代へ―個別的労使関係での分権的組合活動が生み出す新たな労使関係』日本評論社の内容紹介を兼ねて、シリーズにて「個別的労使関係での分権的組合活動の理論と手法」を綴っていきます。 ※前回の記事はこちらから ここからは、1980年代後半から1990年代前半に展開されたUI(ユニオン・アイデンティティ)運動が、ど

スキ
6

創成期以来の労働者の地位改善要求は、個別的労使関係の分権的組合活動に関わるもの

j.union社の“WEBメディア―勉強note「働く×マナビバ」”開設にあたり、これから趣を新たにして、私の遺書として上梓した西尾力(2023)『「我々は」から「私は」の時代へ―個別的労使関係での分権的組合活動が生み出す新たな労使関係』日本評論社の内容紹介を兼ねて、シリーズにて「個別的労使関係での分権的組合活動の理論と手法」を綴っていきます。 ※前回の記事はこちらから 前号までの3回で、西尾(2023)は、日本の先進的労働組合においては、成果主義的賃金・人事制度に対抗して

スキ
6

「個別的労使関係での分権的組合活動」という仮説設定とその前提

j.union社の“WEBメディア―勉強note「働く×マナビバ」”開設にあたり、これから趣を新たにして、私の遺書として上梓した西尾力(2023)『「我々は」から「私は」の時代へ―個別的労使関係での分権的組合活動が生み出す新たな労使関係』日本評論社の内容紹介を兼ねて、シリーズにて「個別的労使関係での分権的組合活動の理論と手法」を綴っていきます。 ※前回の記事はこちらから 成果主義的な人事管理制度への改革によって、領域Aにおける個別的労使関係に問題が多発しており、職場に労使関

スキ
6

語りつぐもの

元連合副会長・元JCM議長(現顧問)・元電気連合委員長(現名誉顧問)である鈴木勝利顧問が、今の労働組合、組合役員、組合員に対して本当に伝えたいことを書き綴ります。

すべて見る
  • 7本

1ドル360円時代を懐かしむ

このコラムは、元連合副会長・元JCM議長(現顧問)・元電機連合委員長(現名誉顧問)である鈴木勝利顧問が、今の労働組合、組合役員、組合員に対して本当に伝えたいことを書き綴るものです。  2023年10月、日本の為替相場は1ドル150円を上下し、世間では「円安 ! 円安 !」と話題になった。  長く鎖国で外国との接触を避けてきた日本は、明治時代まで世界貿易とは無縁な通貨制度を保ち続けてきた。  他国に比べて遅れたとはいえ、明治の近代化はさまざまな変化をもたらした。それまでの日

スキ
4

経営者は解雇が簡単にできないことを銘記すべき

このコラムは、元連合副会長・元JCM議長(現顧問)・元電機連合委員長(現名誉顧問)である鈴木勝利顧問が、今の労働組合、組合役員、組合員に対して本当に伝えたいことを書き綴るものです。  広い日本、コロナ禍の影響を含めて数多い中小企業を中心に、今日もどこかで従業員の解雇問題が発生している。  会社生活ではさまざまな決まりごとがある。決まりごとは法律で決まっているものや、あるいは毎日の積み重ねで当たり前に存在している決まりごともある。そして今は、過去の歴史の延長線上にあるといっ

スキ
9

「会社は誰のもの」~倫理を失った資本主義の末路~

このコラムは、元連合副会長・元JCM議長(現顧問)・元電機連合委員長(現名誉顧問)である鈴木勝利顧問が、今の労働組合、組合役員、組合員に対して本当に伝えたいことを書き綴るものです。  今、私たちが当たり前に過ごしている資本主義という経済・社会システムはいつ頃誕生したのか。遡(さかのぼ)ればそれは、産業革命後のアメリカの独立革命やフランス革命などの時期に確立されたといってよい。  産業革命前の権力者による封建的支配に甘んじていた市民が、市民革命によって自由を獲得、財を持つ一

スキ
10

欲望が資本主義を生み、行き過ぎた欲望をコントロールするのが労働組合

このコラムは、元連合副会長・元JCM議長(現顧問)・元電機連合委員長(現名誉顧問)である鈴木勝利顧問が、今の労働組合、組合役員、組合員に対して本当に伝えたいことを書き綴るものです。  人類の文明や文化の発展の歴史。表面上では素晴らしいの一言に尽きる歴史だが、見方を変えれば、その発展は人間の欲望の歴史ともいえる。欲望と一言で言っても、内実は、尽きない発展への関心や興味、人間の尊厳への敬意など、さまざまな感情が入り混じったものであったに違いない。  人類の発展に大きく貢献したの

スキ
9

インタビューシリーズ

労働組合の現役役員、OB.OG、労働組合の活動に関係している方々にインタビューをして「労働組合の新たな可能性」を探っていきます。

すべて見る
  • 1本

【インタビューvol.1】組合の新しい可能性を探る

労働組合に関わるさまざまな人(労働組合役員やOG・OBなど)に「労働組合の新しい可能性」についてお話を伺うインタビューシリーズです。 第一回目となる今回は、自動車系の労働組合にて書記長をご経験し、現在は石油化学メーカーの人事部門にて主に役員制度に関する業務に携わる松添氏にインタビューさせていただきました。 労働組合役員時代のご経験を紐解きながら、組合役員と人事の両方のご経験を持つ松添氏だから見える労働組合の今後について提言をいただきました。 ―まずは松添さんの組合でのキャ

スキ
27