副業・兼業について(3)
これまで下記をお伝えしてきました。
(1)では副業・兼業の現在の状況と効果について
(2)では副業・兼業の方向性について
今回は、弊社と提携しているキャリアコンサルタントの方(回答者5名)の状況をお伝えします。
属性について
年代や勤務先業種などの属性は下記の通りです。
副業・兼業を始めた動機
表からも分かる通り、「活躍の場を広げたい」との思いで副業・兼業を始められています。次いで「スキルアップをしたい」となっており、専門職であることから、みなさん向上心があり、自分のキャリアを描いているというのが見て取れます。
副業・兼業を始めて良かったと思うこと
(本業にいい影響を与えている/スキルアップできたなど)
今回、アンケートに答えられた方は5名とも「副業・兼業を始めて良かったと思っている」と答えられました。
社外ネットワーク(人脈)が拡がったこと、メンバー同士の研鑽の機会も多く、刺激になっていること、面談スキルアップの動機(研修会参加など)になっていることなど。
本業にいい影響が出ている(面談スキルの向上)。実際にキャリアコンサルタントとして本業としている方とのが増えた。
自身の可能性や、人脈を広げられること。
社外の方との情報交換、学びがあった。
経験を踏めたことと人的ネットワークが広がったことが良かったです。
副業・兼業をする上で課題となっていること
時間管理など。この点、オンライン面談は時間の融通がつきやすい。
副業を続けるには、本業の勤務日数が多いことが課題だったので、転職のタイミングで勤務日数が少し少ない職場を探した。
時間が取りにくい。本業で時間.労力とも注力してしまい、そこに新たに副業の時間を割くパワーが足りない。
時間的に平日余裕がないため、夜とか休日に集中するのが課題です。
まとめ
5名の方のアンケート結果から、課題はありつつも副業・兼業を始めて良かったと思っていることがわかりました。ポジティブなキーワードとしては、「スキルアップ」「人脈」があがりました。副業・兼業は本業に悪影響があるのではという懸念を抱く方も少なからずいらっしゃいますが、「本業にいい影響が出ている」というコメントもありました。加えて、「メンバー同士の研鑽の機会も多く、刺激になっている」などのコメントから、副業・兼業の場が自分をアップデートする「学び」の場になっていると言えるのではないでしょうか。