記事一覧
キャリアを身近に考える
※過去のコラムの転載です。
「アッサーパパへ 仕事の事で良かったら話を聞いてください!」
アッサーとは私の次男のニックネーム、LINEの送り主は次男の幼馴染、昨年4月に大手家電量販店に就職した社会人一年生です。どうやら何か悩みを抱えているようで、早速、近所の焼き鳥屋で面談の運びとなりました。
開口一番
D君)「聞いてくださいよ!昨年末のボーナスが◎ヶ月しかなかったんすよぉ~」
私)「そうかぁ
クリティカルシンキングとキャリア自律
※過去のコラムの転載です。
先日、「だまされる心の心理学」~思い込みに陥らないためのクリティカル・シンキング~ というセミナーを受講しました。
クリティカル・シンキングとは、批判的思考とも言われていますが、「批判」とは否定の意味ではなく、情報を経験や直感を鵜呑みにせず、客観的思考で多面的・内省的に考えて偏った見方を修正していく思考の技術と態度です。
人は、経験や直感で物事を判断してしまいがち
キャリア共助と労働組合(後編)
※過去のコラムの転載です。
キャリア共助の必然性
前編に続いて、リクルートワークス研究所が報告した「『つながり』のキャリア論」(以降、当論)の内容を交えながら、キャリア共助と労働組合について述べることといたします。
前編で記載したように日本の労働者は自己決定感が低調な傾向にあります。このことは、自助を行うための土壌が乏しい状況だと言えます。では、国からの公助はどのような状況でしょうか?少子高
キャリア共助と労働組合(前編)
※過去のコラムの転載です。
キャリアを自分で決める割合が半分に満たない日本人
リクルートワークス研究所が報告した「『つながり』のキャリア論」(以降、当論)では、キャリアを自立・自律するにはキャリア共助が重要だと述べています。以降は当論の内容を交えながら、キャリア共助と労働組合について前・後編と内容を分けて述べることといたします。
先ずは調査結果に基づいて、キャリアを取り巻く現状を説明いたしま
キャリアコンサルタントが果たすべき役割と課題
※過去のコラムの転載です。
私は、キャリアコンサルタントの国家資格を取得していますが、キャリアについての学びを続けていく中で、キャリアコンサルタントの役割って大事だなという想いを強くするのと同時に課題も感じるようになってきましたので、今回はそのことについて書いてみようと思います。
まず、キャリアコンサルタントが果たすべき役割は、身近なところで言うと、「相談者が自分らしい生き方・働き方を選択でき
キャリア自律と終身知創
※過去のコラムの転載です。
先日、ご縁があって参加した出版記念パネルディスカッションの感想を共有します。
本のタイトルは「終身知創の時代」
副題「終身雇用から終身知創へ ~常に学び続ける新しい生き方~」
(多摩大学出版会)著者;名久井康宏氏/上野正之氏
両著者は、それぞれの会社に勤務しながら自社の人材育成・組織開発に携わり、その成果を書籍にまとめ出版されました。
最近あまり使われない「終身
組合員と組合役員の学びなおし
※過去のコラムの転載です。
「キャリア自律」を目的とした学びなおしが必要である、という前提でお話しを進めます。労働組合はどのように「キャリア自律」を意味付け、「学びなおし」を進めていけばよいのでしょうか。
キャリア自律の一般的定義は、「働く個人が自らのワーク&ライフキャリアについて主体的に考え、自ら責任を持ち、学習や育成、目標設定と管理に取り組んでいる状態」。まさに、労働組合が目指す「働くこと
労働組合はZ世代とどう向き合うか?2024/6/6組合役員合同学習会レポート in福岡
こんにちは! 働くマナビバです。
先日、福岡にて労働組合役員向けの合同学習会を開催しまして、さまざまな業界から多数ご参加いただきました。
テーマは「Z世代」Z世代がどのような価値観、職業観を抱き、会社で働くことに何を求め、葛藤しているのかを紐解き、この世代が企業の中で活躍しやすい環境を整えるために、労働組合が果たすことのできる役割について語り合いました。
講師は学習支援塾ビーンズより、塾長の
労働組合によるミドル・シニア世代のキャリアアップとは
※過去のコラムの転載です。
◆ミドル・シニア世代の課題
ミドル・シニアには明確な定義はありませんが、一般的には40~60代を指すようです。
この年代の就労人口の構成比率は58.8%と6割近くを占めています(2017年 総務省統計局就業構造基本調査より)。
一方で、39歳以下は4割にも満たない状況です。現状の人口動態から考えると、39歳以下が占める割合は下がり、ミドル・シニアの占める割合の上昇は